鍋料理のシーズンを迎えていますが、ハクサイやキャベツなどの葉物野菜が岡山県内のスーパーで高騰しています。消費者の財布の紐が固くなる中、店側も様々な工夫を凝らしています。
(買い物客)
「ほうれん草とか青いものも高いし」
「安いのを探すのが難しい」
「食べないわけにいかないし、もうしょうがないかな」
岡山市内のスーパーです。今月に入り葉物野菜の値段が上がっています。例えば、白ネギは先月に比べて60円、4分の1カットの白菜は、30円高くなっています。中でも値段が上がっているのは…
(天満屋ストア 青果担当スーパーバイザー 近藤友希さん)
「特に気になるのはキャベツですかね。1か月前だと198円の売価で販売できていたんですけど、現状だと今、1玉(倍近い)380円です」

この葉物野菜の高騰について岡山中央卸売市場の卸売業者・岡山丸果は猛暑や天候不良の影響で出荷量が減ったことや、出荷時期がずれたことなどが原因だと話します。
価格高騰で客が離れるのを防ごうと店側も対応を始めています。この店では仕入れ価格を下げてもらえないか、随時生産者に直接交渉しているといいます。また、店頭では1年を通して価格が変わらないカット野菜のパックを普段より多く仕入れ、葉物野菜の代わりに使うことを提案しているといいます。
(天満屋ストア 青果担当スーパーバイザー 近藤友希さん)
「相場が高くなってしまった時っていうのは、カット野菜だったり、あとはもやしだったり、そういった商品のところには『野菜高騰中です。こちらの商品いかがですか?』というPOPをつけさせていただいております」

岡山丸果によりますと、今月下旬には葉物野菜の流通量が増え品薄感は解消されそうだということです。それまでは、しばらく店側も消費者も工夫が必要なようです。