激しい選挙戦を繰り広げたトランプ次期大統領とバイデン大統領。現地時間13日、政権移行のため会談を行いました。一方、新たに2人新政権の人事が明らかに。司法長官には性的人身売買疑惑で捜査を受けた過去がある人物が起用されます。
バイデン大統領とトランプ氏 政権移行に向け会談
前回の大統領選挙で最後まで負けを認めなかったトランプ氏。

トランプ氏(2021年1月)
「長い別れにならないと期待しています。また会いましょう」
そう言い残してホワイトハウスを去っていきましたが、現地時間13日、再びトランプ氏が戻ってきました。
政権移行に向けてバイデン大統領と会談を行ったトランプ次期大統領。

バイデン大統領
「前大統領であり次期大統領のドナルド、おめでとう」
罵り合った選挙戦から一転、会談は和やかな雰囲気でスタート。

バイデン大統領
「約束した通り、円滑な政権移行を目指しているよ。君が必要な支援をしっかり行えるよう万全を期すつもりだ。お帰りなさい」
トランプ次期大統領
「ありがとう。政治の世界は厳しいし決して甘くはない。でも今日は実に素晴らしい日だ。このように円滑な政権移行が行えることに心から感謝している」
メディアが撮影できるのはここまで…
ですが、一斉に飛び交う記者からの質問…
記者
「次期大統領、ホワイトハウスに戻った後の最優先事項は」
スタッフ
「出てください、離れてください」
質問の答えは聞けず、記者は退室。
会談は約2時間行われ、バイデン氏がウクライナ支援継続の重要性を強く訴えたり、トランプ氏が中東情勢の現状認識を尋ねたりしたといいます。