サッカーJ1川崎フロンターレの丸山祐市(35)と山本悠樹(27)が川崎市立新作小学校を訪問。川崎フロンターレは2009年度から「川崎フロンターレ算数ドリル」を作成し、市内公立小学校 6 年生全児童に配布していて、ドリルを活用し、フロンターレの選手と一緒に問題を解決することで、より算数の実践的理解を深める試みを行っている。

今回で16回目となった実践学習に参加した選手たちは、算数の授業に参加。児童は、代表10人による1分間のリフティング回数から、1人あたりの平均値を出すという、算数とサッカーを交えた授業を展開した。

児童たちがリフティングをしている時には、選手たちは身振り手振りでアドバイスし、笑顔で交流。児童は「算数はあまり好きじゃないけど、リフティングをやってちょっと算数が好きになった」と笑顔。また、別の児童も「一緒に体育と算数を学べて、これからも算数とフロンターレが大好きです」と嬉しそうに語った。

実践学習後、丸山は「なかなか、小学校に来る機会がないので子供たちに元気をもらいましたし、とても楽しかった。過去には一緒に給食などを食べたり、サッカーをしたことがあるが、実際に一緒に学ぶのは初めての試みでした」。

山本は「川崎フロンターレが算数ドリルを作ってまで地域と密接に良い関係を築いているのは誇れることですし、一緒にサッカーするだけでなく、そこから勉強に繋げているのはとても素晴らしい。児童の雰囲気もとても明るく、やりやすかったし楽しかった。今後も明るく受け入れてもらえるようにサッカーの部分でも頑張っていきたい」と決意を新たにした。

川崎フロンターレは、今月22日、埼玉スタジアムで浦和レッズと対戦する。