「京都アニメーション放火殺人事件」遺族が語ったこと…

渡邊美希子さんの母・達子さん
「(京アニ本社で扉を)開けてくださった途端に泣いていると、はっきりわかる声が聞こえてきました。その時点で『こういうケースが考えられるな』と言っていたなかで、一番悪いものに当たったのかもしれないと思った」

こう口火を切ったのは、「京都アニメーション放火殺人事件」で家族を失った遺族です。2019年に起きた事件では、京都府にあるアニメーションのスタジオが放火され、社員36人が死亡、32人が重軽傷を負いました。

亡くなった被害者の1人、渡邊美希子さんの母・達子さんと兄・勇さんは事件を振り返りながら、今も癒えぬ“心のうち”を語りました。