(佐藤記者リポート)
「はしご車を使って、タンク上部に取り残された作業員の救出に向かっています」

原油が流出するとガスが発生する場合があり、それを吸うと作業員が動けなくなる可能性があります。
訓練ではガスを吸った作業員の救出の手順が確認された他、実際に放水も行い各機関が連携を確認していました。

(県復興防災部 戸田新副部長)
「災害が大規模、広範囲になる可能性もありますので、速やかに対応することが重要になってくる。震災の経験を活かしながら、また新たな災害に備えられるよう万全を期していきたい」
久慈国家石油備蓄基地では、これまでに訓練で想定したような原油の流出や火災が発生したことはないということですが、県と久慈市は災害の発生に備えて訓練を続けることにしています。

次回の訓練は2年後に実施される予定です。