大型で猛烈な台風14号について、気象庁は午後9時40分、奄美地方を除く鹿児島県に「台風等を要因とする特別警報」を発表しました。

▼暴風特別警報が奄美地方を除く鹿児島県全域、
▼波浪特別警報と高潮特別警報は鹿児島県の沿岸など一部地域に発表されています。
  
気象庁によりますと、台風14号は18日、「伊勢湾台風」並みの勢力で鹿児島県や九州南部に接近・上陸し、その後、九州北部へと進むおそれがあります。

特別警報が発表された鹿児島県は、18日の明け方から暴風域に入る見込みです。

気象庁は一部の住宅が倒壊する可能性もある猛烈な風が吹くなど、これまでに経験したことのないような暴風や高波、高潮のおそれがあるとして、最大級の警戒を呼びかけています。

「台風を要因とする特別警報」は、2013年8月に特別警報の運用が開始されて以降、3回目の発表で、沖縄県以外に発表されるのは今回が初めてです。

気象庁は、特別警報がまだ発表されていない地域でも記録的な大雨・暴風・高波・高潮になるおそれがあるとして最大級の警戒を呼びかけています。