2024年採れた新米で仕込む遠野市特産のどぶろく造りが最盛期を迎えています。
構造改革特区で国内第1号のどぶろく製造免許を取得した遠野市では現在、4か所の事業所でどぶろく造りが行われています。

このうち、土淵町にある遠野ふるさと商社の酒蔵では、2人の職人が今年の新米を使ったどぶろくの仕込みに精を出しています。
どぶろくは酒造米ではなく、一般に食べられている飯米を使って仕込むのが特徴です。

水に1時間程浸した遠野産「あきたこまち」をセイロで蒸し、麹と酵母が入ったタンクで醸造します。
アルコール度数は日本酒より少し低めで、米粒が残るまろやかな口当たりと甘めの味わいが特徴です。

(遠野ふるさと商社 菊池 優さん)
「仕込みは温度管理が重要になるので夏場は冷蔵庫でかなり下げる。冬場のタイミングは冷蔵庫に入れなくてもかなり温度が下がってしまうので、上げていく温度調整が重要なところあります」

新米を使った遠野のどぶろくの仕込みは年末まで続きます。