萩野氏と切磋琢磨して日本競泳界をけん引

高校時代からリオ五輪金メダリストの萩野公介氏とともに注目されたものの、2012年ロンドン五輪はライバル萩野氏が銅メダルを獲得した一方で、瀬戸は出場を逃した。それでも翌13年の世界選手権400メートル個人メドレーで世界のトップに立つと、世界選手権で4つの金メダル、五輪ではリオ大会で銅メダルを獲得するなど日本のトップを走り続けてきた。

30歳年齢との戦い「競技者としての寿命伸ばす」

萩野氏が東京五輪後に引退した後も、瀬戸は現役を続け、気づけば今年5月に30歳となった。トップスイマーとしては年齢との戦いともなってくるが瀬戸は言い切る。

瀬戸大也
「自分はここから続ける理由の一つとしては、競技者としての寿命伸ばすっていうところもあるし、まだまだ30過ぎてもベスト狙えるぞと鈴木聡美さんがベストを連発したり、そういう姿を見させてもらっているので、自分もそこに乗っかりたい。昔は競泳は「大学生や高校生がピーク」と言われたのを引き上げたいなと思いでやっていきたい。あとはやっぱりあの大舞台で自分の自己ベストを超えて自分が納得するレースをするっていうことをしたい」