子どもたちのキラキラした眼差し 自分もまだまだがんばりたい

瀬戸は冒頭「楽しかった」と口にした後、こう続けた。「自分もすごくジュニアのときは反復練習や細かいところを意識してやっていたので、すごく懐かしい感じ。キラキラした眼差しでみんな見てくれて自分の過去にもやっぱり照らし合わせると何か頑張ってよかったなって思いますし、まだまだやっぱり自分も頑張りたい気持ちがある」。

30歳3度目の五輪はメダル獲得ならず

瀬戸は3度目の挑戦となった8月のパリ五輪では200メートル個人メドレー、400メートル同ともに7位に終わった。それでも悲壮感はない。「メダル獲得はできなかったんですけど、自分の感覚的には久々に自分らしい泳ぎができた」。30歳の眼差しはこの日の水泳教室で一生懸命に泳ぐ子どもたちと変わらない。「あと4年かけてもう一度自分の自己ベストを更新できるようにチャレンジしたいなっていう思いで今いる。そういう環境を今年末までに整えて、年始からはしっかりとそれで拠点に帰ってトレーニングしたい」。2028年のロサンゼルス五輪を見据え、成長を止める気はない。