今月5日、北朝鮮が数発の短距離弾道ミサイルを発射しました。
情勢が緊迫する中、弾道ミサイルの発射を想定した避難訓練が、宮崎県えびの市の小学校で行われました。

(訓練:校内放送)
「ただいま、Jアラートでミサイルの発射情報がでました。児童の皆さんはすぐに教室に戻ってください」

8日の訓練は、海外から発射された弾道ミサイルが県内の上空を通過したという想定で行われ、内閣官房や県、それに、加久藤小学校の児童や地域住民などあわせておよそ200人が参加しました。

午前10時にミサイル発射を知らせる政府の全国瞬時警報システム「Jアラート」の情報が伝えられると、児童たちは机の下に隠れ、学校周辺の住民らは校内に避難し、身を守る行動をとっていました。

(参加した児童)
「ちゃんと机の下に隠れて、頭を守る行動できたので、自分なりにいいと思った」(参加した地域住民)
「こういう訓練を時々やっておかないと、いざという時にどうしようもない。そのために、こういう訓練はある程度の期間で行ったほうがいいと思った」

関係機関では、こうした訓練を通して、住民にいざという時の初動対応を確認してほしいとしています。

(内閣官房 横山哲也参事官補佐)
「ミサイルが発射された場合、10分もしないうちに飛来することが予想されるので、その短い時間でいかに自分の身を守るかを意識してもらい、ひとつでも多くの安全な行動をとってほしい」