宮崎県高千穂町では、「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」と世界農業遺産に認定されていることを実感してもらおうと、地元の中学生が棚田に水を供給する山腹用水路を見学しました。

8日は、高千穂中学校の1年生およそ80人が尾戸の口棚田にある棚田キャンプ場を訪れ、地元の人の案内で棚田に水を供給する山腹用水路を見学しました。

明治時代から造られた山腹用水路は、高千穂町内に192キロにわたって張り巡らされていて、生徒たちはそうした歴史や用水路のおかげで田んぼをつくることができ生活が豊かになったことなどを学びました。

(生徒)
「山の奥に、こんなに高千穂を支える用水路があるんだなということを、すごく感動しました」
「棚田を築いてきた人たちに対して感謝とか尊敬の気持ちが芽生えました」

生徒たちは、改めて先人たちが築いた用水路のすばらしさを感じていました。