特産のクルマエビに感謝の気持ちを込めて、山口県山口市の秋穂地区で7日、「えび供養祭」がありました。
「えび供養祭」には地元の園児11人も参加し、地区で養殖されたクルマエビおよそ200匹を海に放流しました。
この「えび供養祭」は、クルマエビを普及させて地域の活性化を図ろうと毎年行われてます。
秋穂地区は、クルマエビ養殖発祥の地として知られます。
毎年夏には「えび狩り世界選手権大会」が開催されています。
今年は台風で中止となりましたが例年、1000人ほどの出場枠に4万人が応募するほどの人気イベントとなりました。
山口観光コンベンション協会秋穂支部によると毎年20~25トンを出荷していますが、今年は去年よりも5トン多いおよそ30トンを見込んでいます。
近くの長徳寺では法要もあり、秋穂地区の活性化に貢献してきたクルマエビへの「慰霊の言葉」も述べられました。
山口観光コンベンション協会秋穂支部 冨田正朗 支部長
「次の世代に秋穂の魅力を伝えていくというのが、供養祭の1つ役目と思っている」
山口観光コンベンション協会秋穂支部は、「えびの町」として、さらに全国にアピールしたいと意気込んでいました。