6日夜から始まった宮崎空港の広域的な磁気探査ですが、調査を行う箇所を細かく見ていきます。

空港を上空から見たものですが、調査の対象は赤色のラインで示している滑走路の路肩や誘導路の路肩などとなっています。

前回、調査した部分を除き、空港の広い範囲にわたって磁気探査を実施します。

続いて、具体的な調査の範囲です。


滑走路や誘導路の路肩とそれらに接する緑地部分の片側35メートルのエリアが対象範囲です。

一方で、滑走路と誘導路の本体部分は調査の対象外となっています。
本体部分はなぜ対象外になっているのでしょうか?


本体部分が対象外になっている理由ですが、国土交通省によりますと、滑走路と誘導路の本体部分は、アスファルトだけでも厚さが地表から1メートルから1.5メートルあり、滑走路を作る際にもある程度の深さまで掘っていること。
また、磁気探査では、地表から2メートル下までの鉄類の探知が可能なセンサーを使用していることなどをふまえ、今回の調査では、対象外となっているということです。

また、海に近い滑走路の東側エリアについては、1980年代以降の滑走路延長に伴い埋め立てた経緯があるため対象外となっています。

もし、調査で磁気の異常が確認された場合は、掘削などの作業が行われることになっています。