台風14号の接近に伴い、懸念されるのが大雨です。災害から身を守るためには早めの備えが必要で、その重要な役割を担うのが「ハザードマップ」です。

大分市が作成した洪水ハザードマップでは浸水想定区域や避難所、さらに過去、浸水した場所なども示されています。

(大分市防災危機管理課・加藤啓太さん)「まずはハザードマップを見てもらい、自宅が危険な位置にあるのかないのかを確認してほしい」

大雨に見舞われた場合、道路の冠水や土砂災害で避難できない可能性もあります。事前にマップを活用して避難ルートを確認しておくことが重要です。さらに市は、いつでもハザードマップをスマホでチェックできるアプリの活用を呼びかけています。

アプリでは洪水ハザードマップの浸水データや指定緊急避難場所などの防災情報を搭載。また、AR=拡張現実により、今いる場所において想定される浸水想定情報を視覚的に認識することができます。

(八尋記者)「JR大分駅前でスマートフォンを実際にかざしてみると50センチの浸水が予想されています」

浸水の深さをアニメーションで説明されるほか、GPS機能で現在地から最も近い避難所を教えてくれます。

(大分市河川・みなと振興課 小野敏史さん)「いざ逃げる際にパニックになっている可能性もあるので、ある程度シミュレーションしてもらうことが重要」

洪水ハザードマップは各市町村ごとに作成されていて、台風接近の前にチェックし早めの備えに活用しましょう。