学校の給食を毎日楽しみにしている子供たちも多いと思いますが、そのメニューは長い時間をかけて作られています。献立作りの舞台裏を取材しました。
◆「給食の時間が一番好き」

正午すぎのチャイム。子供たちお待ちかねの給食の時間です。
児童「やったーと思う。おいしい給食が食べられるから」「給食を食べる時間が一番好き」
子供たちが大好きな学校給食。実は、その献立作りには100人以上もの人々が関わっています。

RKB黒木秀弥「子供たちがおいしい給食を食べられるようにと、大人たちが今、一生懸命話し合いを行っています」
◆「献立作成班」が激論

北九州市の学校給食のメニューを考える「献立作成班」です。学校の栄養教諭や、教育委員会の担当者などで構成されています。この日、激論が交わされたのは、メニューの食べ合わせについてです。
「パインパンとみかんの組み合わせをどうするか」
「個人的にはいいんですけど、果物、果物がどうなのかと」
「味付け海苔と焼き海苔どっちにしましょうか」
「栄養学的には変わらないが、子供たちは味付けの方が食べる」

食べ合わせについて、入念に話し合うのには理由があります。食べ残しを少しでも減らすためです。