◆「献立委員会」には小児科医も

RKB黒木秀弥「今、献立委員会のメンバーが会議室へと続々と入っていきます」

献立委員会にはPTAの代表や各校の校長、小児科医などが名を連ねています。作成班が作った献立案は、献立委員会での質疑を経て、ようやく最終決定されるのです。この日は、魚のメニューについての意見が多く出ました。


「魚全般が嫌いということなので」
「現場の意見としては、揚げ物の方が食べるという意見もある。骨を気にせず、かぶりつけるということもあるので」


会議は1時間以上に及びましたが、今回はほぼ献立作成班の原案通りで決まりました。

◆朝から4時間かけて「給食」作り

議論を重ねて決まった献立は、調理師たちが朝から4時間かけて作り、子供たちのもとに届きます。


「いただきます」

この日のおかずは、子供たちが食べやすいよう、骨が取り除かれたアジフライに、甘めに味付けされたひじきの炒め煮、ほろほろに煮たじゃがいもの味噌汁です。会議の議題にもなった魚料理。子供たちには好評だったようです。


児童「お魚が一番おいしかったです」「アジフライは、衣がカリッとしておいしかった。残したらご飯がごみになっちゃうから、なるべく残さないように食べてる」


子供たちの健康を支える学校給食。バランスの取れたメニューには、たくさんの大人たちの思いが込められています。