高校サッカー選手権の宮崎県大会は、いよいよ、2日に決勝です。
準決勝を振り返り、決勝で激突する日章学園と宮崎第一の戦力を分析します。
準決勝・第1試合 日章学園 vs 鵬翔
準決勝・第1試合は、日章学園と鵬翔が対戦。
試合開始早々、日章学園のエースストライカー・高岡がディフェンス2人をかわし左足でシュートを決めます
さらに前半27分。高岡の連続ゴールで勢いに乗ります。
日章学園は、後半にも水田がゴールを決め、3対1で勝利。伝統校同士の対決を制し、決勝へ駒を進めました。
(鵬翔高校 山中大然主将)
「必ず全国に行って勝ってほしい」
高岡伶颯選手・南 創太 選手 2人のプロ内定選手を擁する日章学園
2人のプロ内定選手を擁する日章学園。
このうち、高岡伶颯選手は、イングランドのサウサンプトンFCへの入団が内定しています。
ピッチ内を駆け巡る高岡選手は、人一倍の運動量に、スピードと決定力を兼ね備え、決勝では3年連続ハットトリック達成も注目されます。
(日章学園・主将 高岡伶颯選手)
「ずっとプレーを見てもらえればワクワクすると思うので、点を決めるところはもちろん、それ以外もジャンプだったりを見てほしい。最強の日章を全国に広めたい」
そして、J2べガルダ仙台に入団内定している南創太選手にも注目。
今年、U18日本代表にも選ばれ、緩急のあるドリブルで観客を魅了します。
(日章学園 南 創太 選手)
「ドリブルを見てもらったら自分の特徴は分かると思うので、結果に直接絡むようなプレーをしてチームを勝たせられたら」
準決勝・第2試合 宮崎第一 vs 都城農業
続いては準決勝・第2試合。
宮崎第一と都城農業の試合は、1対1の同点のまま延長戦に突入します。
延長戦前半1分、宮崎第一は途中出場の2年生の宮崎が中央に走り込み、シュートを決めます。
宮崎第一は、このあとも崎山のゴールで1点を追加し、リードを広げます。
一方、都城農業も終了間際に久保田が得点。意地を見せますが、3対2で激戦を制したのは宮崎第一。
敗れた都城農業は、準々決勝で戦った宮崎日大の千羽鶴と一緒に、自分たちの思いを宮崎第一の選手に託しました。
(都城農 岩井田選手)「勝てよ」
(宮崎第一 松下未來主将)「勝つから。優勝するから。」
初の決勝進出 宮崎第一
初の決勝進出を決めた宮崎第一。
まず、注目は、キャプテンの松下未來選手です。
チームメートからの信頼も厚い精神的支柱で、試合では力強い声を出し続けチームを鼓舞します。
(宮崎第一 松下未來主将)
「高校サッカーは気持ちが8割だと思うので、まず、自分がキャプテンとして気持ちで負けないとうことを心がけて声をかけるようにしてきた。自分たちが必ず優勝します」
そして、スピードと身長183センチの高さが武器のFW・西内宥成選手からも目が離せません。
準決勝では頭で同点ゴールを決めるなど攻撃の要となっています。
(宮崎第一 西内宥成選手)
「一番の武器である高さと気持ちも見てほしい。チームを救える点をとりたいと思う」
勝敗を分けるポイントは?
県大会3連覇を目指す日章学園か、初の選手権出場を目指す宮崎第一か。
勝敗を分けるポイントについて、宮崎県サッカー協会の木下健生さんは・・・
(宮崎県サッカー協会 木下健生 専門2種委員長)
「(日章学園の)攻撃力は前線にタレントがそろっている分あると思うが、(宮崎第一は)1人じゃ対応できないのを組織でカバーしていけば守れるんじゃないかと思う。それを上回るパワーを持った選手が日章にはいるので、そこの攻防というのはすごく見ごたえがある」
全国への切符を懸けた運命の決勝、いちご宮崎新富サッカー場で2日午後0時5分キックオフです。
※MRTテレビ「Check!」11月1日(月)放送分から














