先月、宮崎空港で戦時中の不発弾が爆発した事故について、防衛省は、爆弾に「時限式」とみられる起爆装置が装着されていたと明らかにしました。

先月2日、宮崎空港の誘導路で、戦時中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾が爆発しました。

爆発の原因について、防衛省は「さまざまな要因が考えられ、特定は困難」としていますが、爆弾の底の部分に確認された「信管」は、着弾から一定時間後に爆発する「延期信管」とみられるということです。

また、防衛省は、火薬の一種である「炸薬」が破片の一部に確認されたことから、「不完全な爆発だった」とみています。

国土交通省は、先月16日から17日にかけて爆発した現場周辺で磁気探査を行いましたが、ほかに不発弾は見つかりませんでした。

今後、ほかの誘導路や滑走路を含む空港全体で磁気探査を行う方針です。