<影島亜美キャスター>
9月14日のバスの検証でいったい、警察は何を突き止めようとしていたのか。今回、警察は女の子(3)の死因である重度の熱中症がバスの中の温度が上昇したためと立証するために検証を行っています。
これまでに女の子は事件当日、朝の登園時に後ろから2番目の座席に座っていて、午後、発見された際にはバスのドア近くの座席付近にいたことが分かっています。
14日の検証では女の子が見つかった座席付近とそこよりも少し高い位置などに温度計を置いて測定した模様です。
<井手春希キャスター>
なぜ、高さが違う場所に温度計を置いているのですか。
<影島亜美キャスター>
一概にバスの中といっても、場所や高さによって温度の違いが生じるためです。女の子はバスの中を動き回ったとみられていて、警察はバスの中のどの地点で、どの高さにあっても熱中症にかかりうる状況だったことを証明したいものとみられます。
14日の検証でバスの中の温度は少なくとも40℃以上まで上昇したことが明らかになっています。放置されたバスは、温度が急上昇していたことがある程度裏づけされた形で、警察は業務上過失致死事件として、今後も捜査を進めていく方針です。
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