宮崎県は、県内の公立学校に通う児童・生徒のいじめや不登校に関する調査結果を発表しました。
県内のいじめの認知件数は昨年度、8800件余りに上り、前の年度より増加しました。

調査の対象となったのは、県内の公立の小・中・高校、それに、特別支援学校のあわせて412校です。

調査結果によりますと、昨年度、県内のいじめの認知件数は8876件で、前の年度より617件増加。

1000人あたりの認知件数は83.2件で全国11番目となっています。

また、認知したいじめのおよそ7割は解消しているということです。

(宮崎県人権同和教育課 川越政紀課長)
「アンケートで書いたり、先生に相談したり、スクールカウンセラーとかソーシャルワーカーとかにも相談できるような体制を整えていって、積極的な取り組みをしっかりやっていきたいと思っている」

一方、不登校の児童生徒は3023人でいずれも全国と比べて低い水準となっています。

県は引き続き、ガイドラインに基づいた取り組みを実施し、いじめの未然防止に向け取り組むとしています。