次に、県内の動物の飼育状況を管理している「動物愛護管理センター」に問い合わせた。すると管理センターに登録されているなかに、シカが目撃された場所から数キロ離れた場所でシカを飼育しているという情報があった。

シカの飼育を登録していたのは、動物園の開園を目指して準備を進めている「やんばるライオン」という施設。施設の代表が取材に応じた。

▽やんばるライオン代表 松村一史さん
「来年には開けられたら(開業できたら)いいのかなと思っています」



「2月ごろにグランドオープン、それまでに生き物が場所などに慣れる期間も必要なので、そうしたところも加味してやれれば」

動物の展示や販売をする施設は、県の動物愛護管理センターに届け出る必要がある。「やんばるライオン」が管理センターに飼育状況を届け出たのは2017年で、これまでに2頭のシカを飼育していたが、2頭はすでに死んだという。

ちなみに「やんばるライオン」は当初RBCの取材に、「5頭飼育していた」と答えていたが、取材を重ねるなかで、「飼育していたのは2頭だった」と回答を修正している。