被害が相次ぐロマンス詐欺。宮崎市の30代の女性が、マッチングアプリで知り合った人物に暗号資産への投資を勧められ、およそ3800万円をだまし取られました。

警察によりますと、宮崎市の30代女性は、9月中旬にマッチングアプリで知り合ったイギリス国籍の男性を名乗る人物に好意を寄せ、LINEでメッセージのやりとりを続けていました。

宮崎北警察署

その後、女性は、男性から「今後、私たちが結婚するにあたって資産を増やしていこう」などと暗号資産への投資を勧められ、購入した暗号資産を男性に送金してあわせておよそ3800万円をだまし取られたということです。

宮崎北警察署
宮崎北警察署

女性は、ニュースでSNSを利用した詐欺の手口を知ったことをきっかけに警察に相談したところ、今回の詐欺被害が発覚しました。

県警によりますと、県内では今年に入って先月末までに、こうしたSNS型ロマンス詐欺の被害が12件確認され、被害総額は5100万円余りに上っています。

警察は、「SNSを通じて現金を要求された場合は詐欺を疑ってほしい」と呼びかけています。

宮崎県警察本部

SNS型ロマンス詐欺の9月末の被害総額はおよそ5000万円でしたが、宮崎県内では、10月、60代の女性がおよそ1億1300万円をだまし取られる被害も発覚しました。

SNSを通じた投資話は詐欺の可能性があります。
警察は、怪しげなメッセージを受け取った場合は警察や周りの人に相談するよう呼びかけています。