希少な遺伝子変異が見つかる「また、命をつなげられた。ウルっときて泣いた」

青島さんはがんと分かった8年前、医師の判断で分子標的薬が使える主な遺伝子変異を調べましたが、見つかりませんでした。しかし患者会に参加するなかで、まだ調べていない変異があることを知り、主治医にかけあってあらためて検査したところ、ROS1という遺伝子に変異が見つかりました。
これは検査をした肺がん患者のわずか1パーセント程度にしか見られない変異ですが、すでに分子標的薬が開発されていたのです。
(青島さん)「正直、藁をつかむ思いで藁を掴んだ感じでした。また、命をつなげられた。ちょっとウルっと来て泣いた」
2020年に分子標的薬を服用する治療を始めた青島さん。入院中には、高熱や発疹などの副作用が出ましたが、辛い闘病生活を支えたのが家族が贈った手作りの日めくりカレンダーでした。
(青島さん)「コロナ禍で面会ができないんですよ、なので家族と合えないさみしさってこんなにつらいものかと。毎日朝起きてめくっていました、癒される感じですね」














