韓国ソウルの繁華街・梨泰院で159人が亡くなった群集事故からきょうで2年です。事故の再発を防ぐため、ソウル市内の繁華街ではハロウィーンの期間中、警戒が大幅に強化されています。
記者
「事故が起きた梨泰院の坂道には2年たったきょうも花束が手向けられています」
ソウルの梨泰院ではおととし10月29日、ハロウィーンを前に集まった大勢の若者たちが折り重なって倒れ、日本人女性2人を含む159人が亡くなる事故が起きました。
事故から2年となるきょう、多くの人が亡くなった坂道には、追悼で訪れる人たちの姿が見られました。
追悼に訪れた人
「市民たちが忘れずに記憶して追悼すれば(遺族の)悲しみが消えるのに役立つのではないかと思って」
「二度とあのような事故がないように、と思います」
また、韓国の国会では遺族や議員らによる追悼の式典が行われました。
遺族協議会 イ・ジョンミン運営委員長
「2年が経った後もどうか(犠牲となった)159人を忘れずに覚えておいてくださるようお願いします」
群集事故が再び起きないように、ソウル市はハロウィーンの前後を安全対策の重点期間に設定。今も若者らが多く訪れる梨泰院には、警察や消防など関係機関のおよそ4200人が投入されています。
ソウル市は、他の繁華街でも防犯カメラの映像をもとにAIが人の密集具合を計るシステムを活用するなどして、警戒を続けています。
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