退陣論も…石破総理は続投意向

午後から会見に臨んだ石破総理。写真撮影の際には笑みを浮かべつつ、表情は固いままでした。
会見では続投の意向を示したうえで、政策活動費の廃止などの「改革を行う」と表明しました。
石破茂総理
「政治とカネについては、さらに抜本的な改革を行っていきます。政策活動費の廃止、旧文通費の使途公開・残金返納、改正政治資金規正法に基づく第三者機関の早期の設置といった政治改革について、党派を超えた議論を行い、速やかに実現をはかっていく必要があります」

裏金問題をめぐっては、非公認となるなどして選挙に挑んだのが10人。このうち3人が無所属で当選しました。追加公認するかを問われた石破総理は・・・
石破総理
「追加公認につきましては、今回の選挙結果を踏まえつつ、広く国民の皆様方のご理解をいただくことができるのかどうか。そのことを基準に判断をいたしてまいります」

今後焦点となるのは、来月行われる予定の特別国会の総理指名選挙です。過半数に届かなかった場合、上位2人による決戦投票となり、いずれかの野党と連携する必要に迫られています。
石破総理は、野党との連立については「今この時点で想定していない」とした一方で、大躍進した国民民主党などを念頭に協力関係を築くことには含みを持たせました。
石破総理
「議席を大きく伸ばされた党がある。それぞれ党の主張に対して寄せられた国民のご理解、共感を謙虚に受け止め、取り入れるべきは取り入れるということに躊躇があってはならない」