仙台市泉区の衆院選の投票所で開設準備中の投票箱から3年前の知事選の投票用紙2枚が見つかっていたことが分かりました。いずれも有効票でしたが当時は「持ち帰り票」として扱われたということです。

泉区選挙管理委員会によりますと26日、仙台市泉区の衆院選の投票所で職員が開設準備中に投票箱から3年前の県知事選の投票用紙2枚を見つけました。

いずれも現職以外の候補者の名前が書かれていて、本来なら有効票ですが、3年前は「持ち帰り票」として扱われたということです。投票箱は、紙製で折り畳んで収納する際に箱のすき間に票が隠れてしまい確認できなかったものと見られています。見つかった2票により知事選の結果が覆ることはないとしています。

また、泉区選管は今回の衆院選で不在者投票のオンライン請求に気づくのが遅れ、有権者2人が投票できないミスがあったと明らかにしました。

泉区選管は「選挙の信頼を損なうもので重く受け止めている。再発防止を徹底し信頼回復に努める」としています。