山梨県が推進する富士山鉄道構想について、事業化を検討する中間報告が公表され、黒字化が見込まれる年間300万人の利用には、わずか6分間隔で運行する必要があることがわかりました。

富士山登山鉄道構想は富士スバルラインにLRTと呼ばれる次世代型路面電車を整備するもので、1人1万円の料金で年間300万人が利用すると黒字化が見込まれるとしています。

県は当初より半年以上遅れて、28日に事業化を検討する中間報告を公表しました。

それによりますと、300万人を超えるには年間280日営業したと想定し、定員120人の列車を1日10時間、つまり東京都心のダイヤ並みとなる6分間隔で運行する必要があることが分かりました。

また今回も開業時期は明記されていません。

一方、長崎知事は来月13日に構想に反対する4つの団体と県の意見交換の場を設け、地元の市町村とも意見交換する申し出を行ったと明らかにしました。