「闇バイト」に加担する若者を減らすには…
では、どうやって加担する若者を減らすことができるのか、実はこんな研究があります。ハーバード大学やブリティッシュコロンビア大学の研究グループによる調査によりますと、非合理的な判断をすることは教育水準のみが原因ではなく、貧困という状態そのものが判断力を鈍らせてしまうということです。
また、貧困は孤立につながりやすいとも言われています。石塚伸一名誉教授によりますと、人は時間があるときや、やることがないときに悪いことを考える傾向があると言います。つまり、いかに多くの人と関係を構築するかが大切。そうしたチャンスを作ったり、教育をしたりすることが必要だということです。
犯罪が増加し、いつ被害者、あるいは加害者になってもおかしくないと考えると、他人事ではないかもしれません。