中国・上海ではハロウィーンを前に厳重な警備態勢が敷かれています。政治や社会を風刺する仮装を警戒し、取締りを強化したものとみられます。
記者
「ハロウィーンを目前に控えた週末、上海市内はコスプレをした人たちであふれかえっています」
国際都市の上海では、毎年ハロウィーンの時期に仮装を楽しむ人の姿が見られます。
しかし、今年は例年にない警備態勢が敷かれ、一部エリアでは、仮装している人の商業施設などへの入場が制限されました。
市民
「変な服を着るなと警察に言われました。スーツケースに衣装や道具などが入っていますが、取り出す勇気がありません」
26日夜、当局が仮装をした複数の人に同行を求めているのが確認されました。その後、衣装を脱がされた状態で出てくる人の姿も。
去年のハロウィーンでは社会に混乱を招いた「ゼロコロナ政策」を風刺する仮装などがSNS上で拡散され、一部メディアは、こうした仮装が政権批判につながることを当局が警戒したため、警備を強化したと報じています。
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