今回のプロ野球ドラフト会議で注目を集めたのが、広島カープをはじめ5球団が1位指名した広島県 三次市出身、明治大学の 宗山塁 選手です。ドラフト当日(24日)、地元では家族と関係者が運命の瞬間を見守りました。

宗山塁 選手の父 宗山伸吉 さん
「待ちに待ったこの日がいよいよ来たなという感じで、非常に楽しみにしています」

宗山選手の地元、広島県三次市三良坂のパブリックビューイング会場には、およそ250人が集結。いすが足りなくなるほどのにぎわいの中、両親とお姉さんが運命の瞬間を待ちました。

石田充 アナウンサー(三次市の会場)
「12球団中、5球団が明治大学、三次出身・宗山塁を1位で指名しました。新井監督、右手でくじを引きました。さあ、運命の瞬間です。東北楽天ゴールデンイーグルス、新井監督の前に引いた球団が交渉権獲得となりました」

父 宗山伸吉 さん
「実際にこの日のためにがんばってはきたんですけど、本当に『宗山塁』の名前を呼んでいただくたびに、ちょっと震えがくるような感じでした」

指名後には伸吉さんが監督を務める三良坂少年野球クラブの子どもたちから花束が渡されました。

父 宗山伸吉 さん
― どんなプレーが見たいですか、プロになったら?
「そうですね。ずっと試合に出続けるところを見たいですね、はい」