宮崎県内の22日の大雨により、JR日南線では、線路に土砂が流れ込み一部区間で運休が続いています。
周辺住民の生活に影響が出ていますが、復旧の見込みはまだ立っていません。

JR日南線では、榎原駅から日向大束駅の間で大雨で線路に土砂が流れ込んだため、南郷駅から志布志駅間の運転を取りやめています。

(三浦功将記者)
「JR関係者によります、線路の状況を確認する調査がたった今始まりました」

JRでは、線路近くの道路に流出していた土砂の撤去が完了したことから、25日から線路の状況を確認する作業にとりかかりました。

(付近の住民)
「通学とか日南に通う人が多いので、そういうところは不便じゃないかと思う」
「(学校)帰りもまた部活の迎えに行ったりしないといけない」

日南市の日南学園高校では、生徒10人ほどが串間市方面からJR日南線を利用していて、現在は保護者の送り迎えのほか、スクールバスを活用して対応しています。

ただ、帰りはバスの時間に合わせないといけないため、生徒は部活動などを早めに切り上げる必要があるということです。

(日南学園 久保田一史 校長)
「部活動の生徒など、本来(学校で)やらないといけないことがあった生徒たちが大変な状況に追い込まれることだけは避けたいと思っている。一日も早い回復を願っている」

JR九州によりますと、来月1日までに被災状況を確認し、その後、国や県と協力しながら土砂の撤去を実施するということですが、復旧のめどは立っていません。