ここ数日は平年より暖かい日が続いていますが、山の頂上に広がる宮城県石巻市の牧場では、今シーズンのウシたちの放牧が終わりました。25日は畜産農家に引き渡されて山を下りました。
標高467メートルの山の頂上にある、石巻市の河北上品山牧場です。

今年5月に畜産農家から預けられて、牧草を食べるなどして自由に過ごしていた、繁殖牛34頭が今シーズンの放牧を25日で終えます。下山を前に体重測定が行われました。広々とした牧草地への放牧は、ストレス解消などによって安定した出産につながり、牛舎での飼育に比べて農家の負担は軽減されるということです。
畜産農家:
「(牛舎での)作業が楽になりだいぶ体も楽。粗飼料(エサ)の量があまり使わなくなるので、経費もだいぶ節減になる」

ウシたちは、161日間過ごした牧場に後ろ髪を引かれるようにトラックへと乗り込み、畜産農家の元へ戻っていきました。