ただし、安全に商品を保護し運搬するためには一定の強度も必要になります。

厚みや大きさを抑える減量化には限界がありるため、「ある素材」に注目しました。

武藤裕美記者:
かつてない危機に直面している梱包業界。しかし、こちらの企業では、この箸やフォークで荒波を乗り切ろうとしています。


その素材は微生物の力で自然に還る生分解性プラスチック。ヤマゲンは箸やスプーン、ストロー、手さげ袋などにこの素材を使い、およそ10種類の商品の生産に乗り出しました。


ヤマゲン 近藤公一郎社長:
「ウィズプラスチック」というものを広めたい。どうせ上がるなら環境を重視したものに変えていこうという流れが非常にあって、上手にプラスチックと付き合っていく方法を模索する状況だと思う。
 


環境への配慮といった付加価値を前面に出し、使い捨ての容器などに対する価値観の転換を図ることで資材高騰のクライシスを乗り越えようとしています。