日本一のハンバーガーショップが、今度は世界の頂点を目指します。11月、アメリカで行われる世界大会に出場する宮城県松島町のハンバーガーショップの店主が23日、県庁を訪れ抱負を語りました。ハンバーガーの本場で作る「勝負バーガー」の構想とは?

県庁を訪問したのは松島町のハンバーガーショップ「ハリーズジャンクション」の店主、佐藤賢将さんです。

店の人気メニューは、仙台牛のパティや県産レタス、トマトなどを使った具だくさんの「ハリーズバーガー」。試食した伊藤副知事は…。

伊藤副知事:
「おいしいです。(もうひとくち食べて…)うまいこと言えない、とにかくおいしいです」

松島町出身の佐藤さんは、今年6月に開催された「ジャパン・バーガー・チャンピオンシップ」で見事優勝。

11月8日から5日間、アメリカ、インディアナ州で開かれる「ワールド・フード・チャンピオンシップ」に日本代表として出場します。この大会はハンバーガーやステーキなど12種目で技術と味を競い合う世界最大のフードスポーツイベントで、佐藤さんが出場するハンバーガー部門の予選は11月10日。世界6か国から30チームが出場し、7チームが決勝に進出します。

佐藤さんが作る「勝負バーガー」の構想は?

ハリーズジャンクション店主 佐藤賢将さん:
「予選はアメリカに寄せた感じでレシピも作ってるので大丈夫かと思います。決勝のハンバーガーは宮城らしく。食材は現地でなんとか調達して宮城らしいハンバーガーができたら」

予選では、審査員の好みに合わせたアメリカ風のバーガーを雄勝石の皿に盛り付けて提供する予定です。また決勝では、カキのソースを使い「宮城らしさ」を武器に戦います。

ハリーズジャンクション店主 佐藤賢将さん:
「シンプルに一口目食べておいしいなってみんなが笑顔になってもらえれば一番いいかな。世界一になれればなと思っています」

予選のバーガー「カルネアサダフライバーガー」は、ポテト、アボカドソース、チーズ、サワークリームなどとことんアメリカ味です。武器である仙台牛は持ち込めないのでそこがネックだということです。ちなみにこの大会では、まだアジア人でトップ3に入った人はいないということです。