衆議院選挙で多くの政党が公約に掲げている最低賃金1500円への引き上げについて、経団連の十倉会長は「達成不可能な目標は混乱を招く」と懸念を示しました。
経団連 十倉会長
「最低賃金はチャレンジングであってもいいんですが、到底、達成不可能だというようなところは、混乱を招くだけ」
経団連の十倉会長はこのように述べ、多くの政党が最低賃金を1500円に引き上げるとする公約を掲げていることについて懸念を示しました。
そのうえで、「最低賃金は法律であり、守らないと罰則がある」と指摘したうえで、「政労使でしっかり話し合って決めていくべき」「乱暴な議論はすべきではない」と強調しました。
最低賃金をめぐっては、中小企業の団体である日本商工会議所の小林会頭が「(企業が賃金を)払えずに人手を手放し、会社をたたむ、倒産することが起きかねない」と懸念を示す一方、経済同友会の新浪代表幹事が「1500円にしないことはある意味、駄目な企業を補助することになる。払わない経営者は失格だ」と発言するなど経済界でも意見が割れています。
注目の記事
博多名物「ゴマサバ」提供やめる店も 寄生虫アニサキス急増 背景に”海水温の上昇””海流の変化”か

なぜそこで?「Uターンが相次ぐ市道」目の前に交差点があるのに…交通違反にはならないのか警察に聞いてみると

「ふるさと納税の返礼品に備蓄米」村長が認め さらに産地めぐる疑問が 熊本・西原村

「白いバースデーケーキが欲しい」食物アレルギーがある息子の願いが叶った日 【笑顔のケーキをあなたに 前編】

福岡初のイスラム教徒へのヘイト街宣 1000年続く伝統祭礼「筥崎宮の放生会」を汚してまで…

快適な秋は短くすぐ冬に…?今年も「四季」→「二季」か 22日冬の長期予報発表前に予報資料から見える“サイン”とは tbc気象台
