◆介護と感染対策の両立課題に

介護施設の施設長「本来ならホールに集まっていろんな活動をしているんですよ。レクレーションをしたりとかしてるんですけど、少しでも(感染が)広がらないように入居者さん同士の接触も減らしてるので。どうしても部屋にこもってしまうと認知症状も出てきたりとか、精神的にも不穏になったりとかがあるので本当に申し訳ない」

介護と感染対策の両立、そこに追い打ちをかけたのがスタッフの感染です。職員4人が感染し、自宅待機となる職員も増える中で、深刻な人手不足に陥りました。

◆働き手がいない!

介護施設の責任者「いろんな対策をとって気を付けているのに症状が出るスタッフがいる。スタッフに陽性が数人出てしまうと、どうしようって・・・。感染していないスタッフで回さないといけないけど、休み時間も休めないような状態。もう働き手がいない状況ですね」

この施設で起きた集団感染は、今月に入ってようやく解消されました。新規陽性者の数は、減少傾向に転じていますが、介護施設でのクラスターは、まだ県内各地で相次いでいて、対策が急務となっています。