若い世代に介護の魅力を伝えようと、おととい(15日)、「やまがたKAiGOのしごと出前講座」が開かれました。
講師の経験をいかしたユニークな介護のあり方に注目が集まりました。
この出前講座は、現役の介護職員らが若者世代に仕事の魅力を直接伝え、介護職への関心を高め、より良いイメージをもってもらおうと行われたものです。

この日は、新庄市にある介護福祉施設の代表馬場田晃一(ばばた・こういち)さんが講師となり、介護福祉士を目指す東北文教大学の学生40人に介護職の魅力を伝えました。

馬場田さんは介護従事者の仕事の傍らDJとしても活動しています。
この経験をいかしてレゲエやHIPHOP音楽を取り入れた「次世代型介護予防体操」というユニークな取り組みを行っています。

ケアホームカナン 取締役施設長 馬場田晃一さん「介護の勉強も大事ですけど
みなさん、出会いや趣味、特技もあると思います。それをぜひ大事にして続けてください」

「♪リハビリ頑張る~介護福祉士」
ケアホームカナン 取締役施設長 馬場田晃一さん「何かを創造するには、楽しまなけばいけない。そうすると、それを見た人に楽しさが伝わり、自分の楽しいの先に相手の楽しいがある」
1年生「介護と自分の趣味を掛け合わせるところが自分の心にぐっと来た」

1年生「利用者さん主体ということも大切なんですけど、自分の時間も大切にしながら自分の明るさを利用者さんに届けることを大切にしていきたいです」

2年生「利用者にとって自分のためになるようなこと、楽しみになるようなことを提供しながらも、自分のやるべきことをしっかりやっていきたい」

音楽と介護。
枠にとらわれない挑戦を続ける馬場田さんの姿と介護の仕事の可能性は学生たちの刺激になったようです。
