ソフトバンクホークスの本拠地・みずほPayPayドームの屋根に「ペロブスカイト太陽電池」の設置が検討されています。従来のシリコン系太陽電池に比べ、薄い・軽い・柔らかいため加工しやすく、様々な形状の建物にも設置できると注目されている「ペロブスカイト太陽電池」。いったいどんなものなのでしょうか。
原材料についての心配「ほとんどない」

ペロブスカイト太陽電池の開発を国内でリードしているのが積水化学工業です。

積水化学工業 PVプロジェクト 森田健晴ヘッド「ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン系の太陽電池と比べると、重量は10分の1、厚みは20分の1ぐらいで、かなり薄くて軽くて柔らかい太陽電池で、今までつけられなかった所に、色々な所につけていけるのが特徴です。」

ペロブスカイト太陽電池の主な原材料はヨウ素で、ドロドロに溶かした溶液を印刷技術などを活用しフィルムに塗布して生産しています。

積水化学工業 PVプロジェクト 森田健晴ヘッド「主原料のヨウ素は日本の埋蔵量が世界1位、生産量が2位で、原材料についての心配はほとんどありません。商業化も2025年、来年ですね。ガラスでやるなら簡単なんですけどフィルムなので、コストを抑えながらいかにこの耐久性を上げるかが一番の課題です。」
課題は耐用年数

シリコン型太陽電池の耐用年数はおよそ20年。

一方、ペロブスカイト太陽電池の耐用年数は現状で10年相当とされています。

積水化学工業 PVプロジェクト 森田健晴ヘッド「シリコンの太陽電池、さぁどこに捨てよう、とか廃棄で困っていると思うんですけど、これだけペラペラですと廃棄の問題もかなりクリアしやすい。最近よく出てきているのが、『使えなくなったメガソーラー、その上に貼ってくれないか?』みたいな話も来ていて。今メガソーラーを捨てようとすると、すごくお金がかかるんですよね。上に貼ってあと10年しのげないかと。『そんな市場もある?』というところで、国も注目している感じです。」
積水化学工業は本社ビルの壁面などで実証実験を行っていて、来年4月に開幕する大阪・関西万博では、バス停の屋根に設置することが決まっています。














