液状化による段差…今も当時のまま

姿地区の区長を務める山本譲治さん。年内には22軒の建物が公費で解体される予定だといいます。

氷見市姿地区 山本譲治区長
「更地になったところをどうすればいいのか。能登も大事やけど氷見の方にも目を向けてほしい」

地震は過疎化が進む地方を直撃。姿地区では地震前にいた64世帯のうち4分の1にあたる16世帯が集落を離れました。

過疎化に伴って高齢化も急速に進んでいて、山本区長は地震を機に若い人も減り、集落の存続自体が危なくなっていると危機感を募らせています。

氷見市姿地区 山本譲治区長
「何とかムラをね。姿を無くすわけにはいかんから。(国に)氷見の方にも被害があったということを皆さんに言ってほしい」

高岡市の吉久地区。地震による液状化でできた自宅と道路の段差は、今も当時のままです。