15日に公示された衆議院選挙では「政治とカネ」や物価高への対応に加え、能登半島地震からの「復旧・復興」が重要な争点となっています。様々な課題を抱える被災地で今、政治に求めるものは何でしょう。現場を取材しました。
元日の能登半島地震で被害が大きかった氷見市姿地区。地震から8か月が経過し、ようやく公費解体が本格化しています。

海岸線では倒壊していた住宅が少しずつ姿を消し、更地が増えてきました。
この日、住み慣れた自宅が解体されるのを見にきた女性は…。
自宅が解体される 富田右子さん「すいません。本当に悲しい。ピアノ弾いたり、鳥たちと遊んだり、海で遊んだり本当にね」

ずっと姿で住み続けるつもりでしたが、11月には姿を出て、氷見市の中心部に引っ越すことになりました。
富田右子さん「向こうがさみしくなって嫌になると思うんですよ。狭くて。自分の大事なお家です。いつまでもずっとお家だと思って」