「LPガス」や「アセチレンガス」など、高圧ガスを輸送する際の事故を想定とした訓練が青森県八戸市で行われ、参加者たちが万が一の事態に備えました。

訓練は、県内にあるLPガス事業者などでつくる「県高圧ガス地域防災協議会」が隔年で行っているもので、15日は県内の輸送会社や消防、警察など約60人が交通事故の際の対応を確認しました。
訓練はLPガスを運ぶタンクローリー車が事故にあい、負傷者を救出するとともにガス漏れが発生した場面など5つのケースを想定して行われました。

参加者たちは、運転していた人の安否を確認すると消防への通報や消火器を使った初期消火など事故が起きた際の手順を確認していました。
青森県高圧ガス地域防災協議会 工藤良一 会長
「高圧ガスの需要がどんどん伸びてまいりまして、それに伴いましてですね、輸送時、特に輸送時の事故が多発しております。これを少なくすべく目的としてこういう訓練を2年に1回、青森・八戸弘前の順で実施しております」

協議会では、2年後の2026年には弘前市で訓練を実施する予定ということです。