先月、宮崎市の暴力団事務所で発生した発砲事件を受け、宮崎県公安委員会は対立する2つの暴力団を特定抗争指定暴力団に指定する方針を示しています。

15日は、指定暴力団「池田組」の代表者への意見聴取が予定されていましたが、代表者が出頭しなかったため、中止となりました。

指定暴力団の「六代目山口組」と「池田組」をめぐっては、先月、宮崎市田代町にある池田組系志龍会の事務所で、幹部の男性が六代目山口組系暴力団の組員の男に撃たれて死亡する事件が発生しました。


これを受け、県公安委員会は「六代目山口組」と「池田組」を特定抗争指定暴力団に指定する方針を示していて、指定されると、市町村単位で警戒区域が設定され、区域内での事務所の使用や新しい事務所の設立、それに、対立する組員への接近などが禁止されます。


また、違反が確認された場合、警察は警告などをせずに逮捕することが可能となります。


15日は、指定に向けて「池田組」への意見聴取が予定されていましたが、組の代表者が出頭せず、中止となりました。


今月11日には六代目山口組の意見聴取も予定されていましたが、同じく組の代表者が出頭しませんでした。