「SNS」を通して投資を持ちかけ金をだまし取る詐欺の被害が2024年に入り、3億円を超える深刻な状況にあるとして、警察は被害を防ぐため金融機関やコンビニ担当者らを集めた会議を開きました。

会議で、青森県警の担当者は2024年に入ってから急増しているSNSを使った詐欺被害の手口を紹介しました。
「SNS型投資・ロマンス詐欺」は、SNSを通して対面することなく相手を信用させ投資を勧めたり、恋愛感情や親近感を抱かせたりして、金をだまし取る詐欺です。
警察によりますと、2024年は10月10日現在までに52件の被害が確認され、被害総額は3億6400万円あまりとなっています。

被害者は犯人に送金する時、コンビニなどで高額な電子マネーを入金する場合があるとして、警察は「おかしいと感じたら連絡をして欲しい」と呼び掛けていました。
県警生活安全企画課 菊池智和 課長
「どんどん手口も変わっている状況で、やはり今ある手口の状況をですね、しっかり理解をして頂いて、被害防止に努めて頂きたい」
会議の最後に、生活安全部の工藤昭幸部長が詐欺防止を呼び掛ける歌を披露しました。

県警は、参加した業界の担当者に店の利用客に声を掛け、一歩踏み込んだ対応で被害を防いだケースも紹介していました。