社会の「当たり前」が反転したら。架空の世界には普段は感じない様々なバリア=障害が潜んでいました。

きょう(14日)熊本市で始まったのは、ある架空の世界を想定したお店。

記者「天井が身長よりも低く、レストランですが、椅子もありません」

バリアフリーではなく、バリアフルレストラン。「健常者」ではなく、車いすユーザーが多数派の世界を作ることで「社会が作り出す障害」について学びます。

参加者はこの世界では珍しい二足歩行者です。

車いすユーザーの店員「何かお手伝いしましょうか?大丈夫ですか?」

車いすユーザーに合わせた建物に参加者はひと苦労。障害は人ではなく社会にあることを体感します。

たまたまあった椅子に座れた男性は。

参加者「腰が…」

普段と違う当たり前にもやもやも。

参加者「『二足歩行の方ですか?』と確認をされるだけでも何か苦しいなと感じた(少数派のため)。良かったのかなここに来て、という感じがした」

「当たり前」を問いかけるバリアフルレストランは、あす(10月15日)まで熊本城ホールで開催しています(午前10時~午後5時)。