琉球大学の同窓会に、会社経営の男性が個人で1億円を寄付しました。
10日、琉球大学同窓会に1億円の寄付をしたのは、琉球大学の元学生で現在は県内で不動産会社を経営する友寄隆文さん(77)です。
経済的な問題を抱える学生らの支援に役立ててもらおうと寄付を決めたもので、同窓会によると前代未聞の額だということです。

友寄さんは寄付した1億円を、学業の継続や海外留学をすることが経済的に難しい学生らの支援に役立ててほしいと挨拶しました。
▽友寄隆文さん
「各界を支える多様な人材がこの琉球大学から輩出されることを願っております」
友寄さんは新型コロナウイルスの流行が始まった2020年にも、アルバイト収入を失った学生らの支援に活用してほしいと同窓会に1000万円を寄付していて、10日の贈呈式ではその寄付から奨学金を受け取った学生が感謝の言葉を述べました。
▽琉球大学医学部・奨学生 外間正也さん
「来年度、シンガポールの医学部の方へ派遣が決定しました。この奨学金は主に派遣事業の準備に使わせて頂きます。誠にありがとうございます」
友寄さんは来年以降も継続して寄付を行いたいとしています。