■ 「味」の承継に向けて修行

こういった人たちに支えられながら、再スタートを切る味道園。

現在、味道園は店舗改装のため休業中ですが、ジンギスカンは同じビルの2階にある竹崎さんの店「せんべろ酒場 せんばんち」で食べることができます。

その味を受け継いだのが、厨房に立つ竹崎さんの兄・翔里(しょうり)さん。

竹﨑 翔里さん
「タレに関しては全部手作りで、コチュジャンとか入っているんですけど、そのコチュジャンから手作りで、それを全部再現するのが難しい。マスターの思いとかやっぱりあるので。言われたことは忠実に守っていかないとなと」

再現に苦労した秘伝のつけダレと、これまた秘伝の下味のタレ。
修行を重ね、今、その再現度は?

翔里さん
「100%というとあれなんですけど、95%くらいとは思っています」

ということで、実際に岡本さんご夫婦に食べていただきました。

特に妻の優子さんは、まだ竹崎さんが作った物を食べたことがありません。はたして!?

岡本優子さん
「残念!同じ味(笑)」

岡本さんの評価も、もちろん…

岡本 康一さん
「ばっちり。おいしいです」

竹﨑 恭平さん
「OKいただきました」

半世紀以上愛され続けた味道園の味を見事に引き継いだ竹崎さん。任せてくれた岡本さん、そして楽しみにしているお客さんのためこの味を守り続けます。

竹﨑 恭平さん
「これからもたくさんのお客さまに愛された味道園のジンギスカンの味をずっとずっと残していけるように頑張ります」