詐欺に関わった当時を振り返るプログラムでは…

職員
「それぞれの時の気持ちを整理をしてもらいたいなって思います」
当時の気持ちからは、犯罪とは思わずに加担したケースが多いことが見えてきます。
受刑者
「荷物運ぶだけって言われてたのが、ちょっと違う。物が違うし、荷物じゃねえよみたいな」

市原青年矯正センター 永岡卓也 教育専門官
「本当にやるときまでは怪しいものだと思っていなかった。騙されやすさというとちょっと言葉が悪いかもしれませんけど、他の矯正施設に入っている者とうちに入ってる者との違いってあるのかなと」
さらに、実行している時の気持ちを振り返らせると…
受刑者
「見張り役がいるって聞いてたんで怖かったです。変な動きをしたら見張り役に話しかけられて、そのまま何かされちゃうんじゃないかとか」

受刑者
「指示役の人は優しい人だったんですけど、自分が駒のように扱われてるなと」
犯罪だと気づいた後も、指示役などを過剰に恐れて抜け出せないことも彼らの特徴だといいます。
永岡 教育専門官
「社会的に少し居場所がないものが多いので、指示役とかそういったものに嫌われたら居場所がなくなってしまうなとか、この人には嫌われたくないなっていう気持ちを多分に利用されてるっていう側面もある」














