戦時中に起きた事故で水没した山口県宇部市の海底炭鉱・長生炭鉱。

犠牲者の遺骨発掘などを目指す市民団体が8日、炭鉱の入り口「坑口」周辺の全体像が明らかになったとして、現地を報道陣に公開しました。



太平洋戦争中、宇部市の海底にあった長生炭鉱は事故により水没。

朝鮮半島出身者136人を含む、183人の労働者が犠牲になりました。

入り口は直後に塞がれ、遺骨は今も炭鉱の中に残されたままです。

犠牲者の遺骨発掘などを目指す「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は、炭鉱の入り口「坑口」から坑道内の調査を進めるため、先月19日に坑口を掘り起こす工事に着手。

25日には、地下4メートルほどにある坑口を発見しました。



会によると坑口の内側は幅2メートル20センチ、高さ1メートル60センチで、発見されたときはマツの板でふたがされていたということです。

坑道からの水は潮の満ち引きと連動していて、取材時は満潮に近く、坑口が水につかっていました。



長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子 共同代表
「今第一段階、坑口の中に本当に光を届けるということが今できつつあるということで、次の段階は皆さまを外に出すというところ。皆さんの協力をお願いしたいなというので、安全にできるように頑張ってまいります」

29日には海面から突き出した排気筒から、30日には坑口からの潜水調査を行う予定です。