■騒音以外の困りごとも
住民を疲弊させるのは騒音だけではありません。噴き出す温泉水による「塩害」も深刻です。
近隣住民
「植物はもうなくなってますよ。草も生えてこないです。」
「車を洗う回数は、いつもよりは増えてます。週に2、3回は洗ってますね。」
「濡れるというよりも、塩気があるから気持ち悪い。」
恵俊彰:
植物は生えてこないし、洗車の回数も増えるし、洗濯物も干せないなど、結構大変ですよ。
コメンテーター 高橋みなみ:
住民の方々は塩害被害に日々追われていて大変ですよね。終わりが見えないというのも怖いところだと思います。
■騒音対策に救世主 “高さ10メートルの煙突”で飛散も防止

そんな中、京都の防音壁業者が協力を申し出ました。
1990年に設立された「ブルアンドベア」という会社です。独自に開発したアルミ製の防音パネルで、工場の騒音から一般の騒音まで様々な騒音対策に取り組んできました。
9月3日に現場を下見し、現在、防音壁の図面を制作中。9月下旬に工事予定です。
防音設備の提供は無償で行うということです。
ブルアンドベア 橋本克美社長:
住民の方が夜も寝られず、騒音で非常に困っておられる。町で予算を通して、企業と契約してという手順を踏んでいては時間がかかる。一刻も早く助けたくて無償提供を申し出た。

どのような防音対策を行うのか?
水柱を防音パネルで四角く囲み、高さ10mの煙突のようなものを建てる計画です。
騒音対策・温泉水の飛散防止の両方ができるように設計しています。
高さ1メートル横1.5mメートルの特殊な防音パネルを10個程積んでいく手順ですが、パネルは軽量なので、クレーン車が入れない水柱の近くでも作業ができるとのことです。

コメンテーター 高橋みなみ:
これだけの対策を無償でやってくださる心意気には、本当に感謝ですよね。
恵俊彰:
問題は、いつこの水柱が収まるのかが全くわからないということですよね。
弁護士 八代英輝:
防音ができるようになって、水をコントロールできるようになったら、この水をなにか有効利用するというステージにようやく行けるんでしょうね。
(「ひるおび」2022年9月7日放送より)














