山形県はきのう(3日)山形市内のコイの養殖場でコイヘルペスウイルス(KHV)病の感染が確認されたと発表しました。

県によりますと、先月27日、山形市内でニシキゴイを養殖している業者から「飼っているコイが死んでいる」と連絡があったということです。

この業者では6匹のコイが死んでいて、県の一次検査で陽性となった3匹を国の検査機関に送ったところきのう、すべてで陽性の結果が確認されました。

これを受け県ではこの業者に対し、同じ池で飼っているコイ全てを処分することやコイの移動を禁止するなどの蔓延防止のための措置を命じたということです。

今回の事案では、コイの外部への販売などの移動は確認されていません。

コイヘルペスウイルス(KHV)病はマゴイとニシキゴイに特有の病気で、餌を食べなくなったり、エラの色が変わったりする症状が現れ死に至ります。

コイ以外の魚や人には感染せず、仮に食べたとしても人の体には影響はないということです。

県内の業者でコイヘルペスウイルス(KHV)病への感染が確認されたのは去年7月以来になります。